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心 臓 カテ ー テル 検 査と 治 療

装置
PHILIPS 社の Allura Xper FD10 装置が H16 年に導入されたことにより、従来の装
置と比較して高解像度で、被爆も低減されるようになりました。
さらに、Stent Boost という新しい付属機器も導入され、冠動脈内に挿入されたステントの
描出を大幅に向上することも可能になりました。(この撮像には造影剤は使用しないため、
リスクも低減されます。)

心臓の構成と心疾患
心臓は血液を全身に送り出す役割のある重要な臓器です。心臓の構造としては、左右の
心房と心室で 4 つの部屋があり、それを取り囲むように心筋と、3 本の栄養血管(冠動脈)
があります。冠動脈に狭窄や閉塞がおきると、心筋が壊死状態に陥り、狭心症や心筋梗塞
などの心臓疾患を発祥します。
心臓カテーテル検査と治療とは・・・
心臓カテーテル検査とは、手首、肘、大腿部の動脈から、カテーテルという合成樹脂の
管を挿入して、3 本の冠動脈撮影をします。
その結果上記のように、冠動脈に狭窄や閉塞があった場合に治療をおこないます。治療
内容としては、バルーンという風船状の道具を使用し狭窄のある部位を拡張しますが、こ
のバルーン拡張で不十分な場合は、薬剤ステントなどを使用して拡張術を行います。
心臓カテーテル室(その他の装置)
・ 経皮的心肺補助装置(PCPS)
・ 補助循環装置バルーンパンピング(IABP)
・ 血管内エコー(IVUS)
治療前 バルーン拡張 治療後

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