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一般演題(口演 29)

ここまで

FDコースのアウトカム評価
FDコースのアウトカム評価 • 喜瀬
– コースの概略
∼指導医養成コースの経験から (3)∼
(3)∼
– 計画過程
– 実施結果の一部
亀田メディカルセンター 家庭医診療科 • 田頭
指導医養成(FD)コース
指導医養成(FD)コースディレクター
ディレクター – 一学習者への影響
岡田唯男

ここから 結果:実施過程
結果:実施過程の評価
の評価

• 結果 • 実際に実行されたプログラムの内容と大体の
– 実施過程の評価
実施過程の評価 時間を記録することでもともとの計画と比較
– 学習者の評価 する
– プログラム(カリキュラム、指導医)の評価
• 議論/改善点/制限
議論/改善点/制限 • 修了要件5項目については
修了要件5項目についてはほぼ達成
ほぼ達成

結果:実施過程の評価
結果:実施過程の評価 結果:実施過程
結果:実施過程の評価
の評価
計画 実施後 • 計画されていたができなかったこと
– FD Core Topics
• Meeting management(会議運営)
management(会議運営)
12単位
12単位 講義 12単位 • 教育に関する論文、文献の抄読
教育に関する論文、文献の抄読
(24時間) (FD core topics) (24時間) • Difficult learnerの扱い
learnerの扱い
– 実際の教育実施風景のビデオ撮影とレビュー
週4 −5 単位 1週間のうちFD
1週間のうちFD 週3 −4 単位 – プレアンケート(ポストと比較目的の)
に費やす時間

1
結果:学習者(フェロー)の評価
結果:学習者(フェロー)の評価 結果:学習者(フェロー)の評価
結果:学習者(フェロー)の評価
 Bland らによるコンピテンスとUPMC
らによるコンピテンスとUPMC St. Margaretで
Margaretで  最終日に質問紙による到達度チェックと、
最終日に質問紙による到達度チェックと、
の形成的評価のためのチェックシートをもとにYoung
の形成的評価のためのチェックシートをもとにYoung 自由記載(essay)による自己評価形式
自由記載(essay)による自己評価形式で実
で実
Clinician Educatorとして必要と思われる項目を抜き
Educatorとして必要と思われる項目を抜き
出し 施
 5領域 • Clinical Teaching Improvement:
Improvement: 43項目+1
43項目+1 essay
 Clinical Teaching Improvement • Developing Research Skills:
Skills: 43項目
 Developing Research Skills • Managing and Communicating Information:
Information: 5項目
 Managing and Communicating Information • Leadership and Organization Skills:10項目
Skills:10項目
 Leadership and Organization Skills • Acquiring Professional Academic Skills:5項目
Skills:5項目
 Acquiring Professional Academic Skills に分けて評価
Skills に分けて評価

結果:学習者(フェロー)の評価
結果:学習者(フェロー)の評価 結果:学習者(フェロー)
結果:学習者(フェロー)の評価
の評価
 自己評価スケールは実際に使用レベルにあるか
自己評価スケールは実際に使用レベルにあるか
どうかと自信度/comfortレベルの測定
どうかと自信度/comfortレベルの測定(6段階
(6段階)
) 延べ167項目
1. どこから手を付ければいいかわからない(かなりの基本的知識や
どこから手を付ければいいかわからない(かなりの基本的知識や
アドバイスが必要)
2. 知識として知っているが、実際に行ったことがない/できない
知識として知っているが、実際に行ったことがない/できない
3. こまめに相談をしながら自分なりになんとか実施することができる
(advanced beginner)
4. 比較的不安なく実施することができる、時にアドバイスが必要
比較的不安なく実施することができる、時にアドバイスが必要
(competent) 62.3%
5. ルーチンワークとして行うことができる(ほとんどアドバイスを必要
ルーチンワークとして行うことができる(ほとんどアドバイスを必要
としない、自分で振り返りもできる)(proficient)
としない、自分で振り返りもできる)
6. 6: 他の人に教えることができる
85%

結果:学習者(フェロー)
結果:学習者(フェロー)の評価
の評価 結果:プログラム
結果:プログラムの評価
の評価

• Essay Quastion • 方法
– 自分の開業診療所に初めて研修医と学生を受け – 満足度、量とペース(選択)
満足度、量とペース(選択)
入れす際に、事前にと、初日のオリエンテーショ
入れす際に、事前にと、初日のオリエンテーショ – 実際の内容について有用性(3段階)
実際の内容について有用性(3段階)と必要性 と必要性( ( 5段階)
5段階) で
評価
ンでやることに
ンでやることに ついて自由記載(項目の列挙
ついて自由記載(項目の列挙)

• 17の
17の Core Topics, 6のactivity,
6のactivity, 9の課題(計32項目)
9の課題(計32項目)
– プログラムの長所、短所など自由記載
プログラムの長所、短所など自由記載
– ページ半分にびっしり • 結果
– 指導医の考える項目とほぼ一致 – 満足度:非常に満足:2名
満足度:非常に満足:2名
– 量とペース:ペースはこのままで量を増やして欲しい:2名

2
結果:プログラム
結果:プログラムの評価
の評価 結果:プログラム
結果:プログラムの評価
の評価
• 内容の有用性 • 内容の必要性
内容の必要性

非常に役に立った このままの形で今後も
(実践レベル)

もっと時間をさいて
役に立った 計90%
計98%

結果:プログラム
結果:プログラムの評価
の評価 議論/限界/課題
• 自由記載から • 事前評価がない
事前評価がない
– 学んだこと、プログラムの長所
学んだこと、プログラムの長所 • 評価方法が確立されていない
• 自己主導型の学習スタイルの確立
自己主導型の学習スタイルの確立、定着 、定着
• 自由に議論できる雰囲気、頻繁なfeedback
自由に議論できる雰囲気、頻繁なfeedback • レジデントからの評価が限定されている
• 成人学習理論に基づいている、楽しい
成人学習理論に基づいている、楽しい
• 参加者が少ない
– 改善点、提案
改善点、提案
• 参加者の増加、teaching
参加者の増加、teaching skill以外の能力
skill以外の能力 • 経済的サポートがない
• 課題はもっとあってもよい • 定型化されていない
– 自由記載より
自由記載より
• 自分のキャリアの中でもっとも有意義な時間 • 指導医の不足
指導医の不足
• 様々な意味で心の余裕につながった

まとめ
• FDコースに参加した学習者とプログラムの評価を示
FDコースに参加した学習者とプログラムの評価を示
した
• 学習者主体の長期FD
学習者主体の長期FDコースは学習者の指導能力
コースは学習者の指導能力
だけでなく医師としての成長を促す可能性
• パートタイムでの実施により、運営側の負担が軽
減、学習者の理解度、実践の時間増加が見込まれ
減、学習者の理解度、実践の時間増加が見込まれ

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